MUKU-DATA  床柱:桧錆丸太  設計施工:あかがわ建築設計室

設計施工の現場は激務かと思う。
やること、やれることのゴールはないと言ってもいい。
もっとこうした方がいいのでは?
いや、こっちの方がいいかも?
自分の中では85点以上が見えていても、お施主さんあっての現場
何よりお施主さんに満足していただくことが第一かと思う。
だから、ゴールは遠く深くなる。
そこに現場が2~3重なると、現場監督によっては限界に達してしまう。
激務の中、何度も何度も木材倉庫へ足を運んで、材の表情、取合いなど
確認に来てもらった赤川さん、タフだな・・と話していて思った。
よりお客様が求めるものに近づくように、+プロとしてのエッセンスを加えることを怠らない。
A+Bの材の取り合わせ、A+Cの材の取り合わせ、
当然予算を鑑みながら、材をみながら、ここの部分はこう木取りした方がもっといいかな・・などなど
妥協点が高く、自分に厳しい人だと感じた。
何度も木材倉庫に材を見に来られ、材に対して材木屋なりのお話もさせていただいたので
それがどうなったか?どう映るのか?どう室内の雰囲気を醸し出しているのか?
とても気になっていたが、完成したと連絡をもらい見せていただいた。
木を活かす空間、木がある空間、木が心地よく調和する空間とは
木から発せられるオーラみたいなものを
出すところは出す、抑えるところはさらりと強弱をつけながら如何にコントルールしていくか?
それにはやはり材に向き合う時間が必要になると感じた。
赤川さんがかけた時間分、最大限に木の良さが活かされているなぁと感じて
嬉しくなった。
(材木屋目線での感想です。)

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